膝下O脚の原因と直し方 動作編

膝下O脚はなぜ直しにくいのか?

膝下O脚とは膝下の隙間が目立つO脚です。
膝下O脚はなかなか直らないと悩んでいる人は多いですがなぜ直しにくいのかを最初にお伝えしたいと思います。

インターネットをはじめ書籍などを閲覧しますとO脚を直す体操として立位で足先を外側に広げる動作を行えばよいということで一時流行りました。

試したことはありませんか?

このエクササイズですと問題点が出てきます。
それは股関節を外旋させることで下腿(脛骨)の外旋がさらにきつくなることです。

どういうことか言いますと、股関節が内旋してO脚になっている人が足先を外側に広げることで股関節が外旋して太ももの隙間が狭くなります。しかし下腿外旋がきつくなります。つまり、大腿骨と脛骨のねじれは残ったままで取れていないのです。

実は私の整体院にも他院で足先を広げる動作を教えてもらい繰り返していると普通に立った状態で足先が開き困っておられました。

この動作はその人にとって逆効果になっていたのです。

これはちょうど膝を支点にしてタオルをしぼったようにねじれているイメージです。おわかりいただけますでしょうか?

膝下O脚の弊害

このような状態をを放っておくと大変なことになりかねません。

膝関節に負担がかかり膝を痛めやすい。

股関節を招きやすい。

そこから腰痛に派生するといった悪循環を招きます。

膝関節周辺の筋肉が硬直して血液やリンパ液といった体液の還流が悪くなりやすい
脚が太くなりやすい、むくみやすいといった弊害が生じます。

ただ95%以上の人は患部に痛みや違和感が出るまで自覚しません。痛みが出てもそれが治れば良しとして元の原因なんて忘れてしまいがちです。

ちょっと話は脱線しましたが、膝下O脚は見た目の問題だけでなく慢性症状を招きやすいので少しでも負担を少なくすることをおすすめします。

そこで、どのように解決していくかについてお伝えします。

膝下O脚(下腿外旋タイプ)の直し方

膝下O脚の直し方は文字通り膝から下にフォーカスすることをおすすめします。と言いますのは膝下と膝上の骨は相反するようにねじれていることが多いからです。

その1)今の脚の状態を確認します。
姿見の前に立ってみてください。
膝から下の脚は左右どうちらか大きく外側にねじれていませんか?

わかりにくい方もいらっしゃっるかと思いますので動画でお伝えします。

その2)動作チェックをします。
片方の足を前に踏み出してそののま膝を曲げていきます。
この時に膝小僧が内側に向いていきます。これをニーインと言います。
このニーインの度合いが大きいと同時に内側のアーチも低くなります。

ニーインの動作修正をして正しい足の使い方を覚えます。その為に内側アーチが下がらないように内くるぶし下をテープなどで持ち上げるように補正します。

※ニーインとは足を前に踏み出した時に膝小僧が内側に入る動作のことです。具体的な動作は動画でもご覧頂けます。

3)膝下O脚で下腿外旋しているのを自分で修正する方法

まずは椅子に座ってください。そして下腿外旋が目立つ方の足先を内側に回す運動を行ってください。

詳しくはこちらの動画をご覧ください。

4)ニーインの動作修正をした後は歩行時にニーインしにくいように足を補正する。

おすすめの方法としましては私の方で開発させて頂きました「足首まもるくん」を着用した状態で内踝の下をマジックテープで固定すことです。

そうしますと、エクササイズを行った直後だけでなく元の原因である歩行を修正することになりますので効率的です。

これを履くだでけでO脚が直るわけではありませんが、O脚の人が生じやすい膝痛や腰痛を普段から少なくするのには大いにお役に立つかと思います。

追伸

膝下O脚の直し方について最後までご購読頂きましてありがとうございました。どのように直していけば良いのか見えてきましたでしょうか?

ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

 

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